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    らー麺 駿 (しゅん)    

このお店がある地区は、江戸時代に干潟(一説にはゴミ捨て場(^^)であったところを、近江屋(千田)庄兵衛という豪商が埋め立てて開発し「千田新田」と名付けたことから千田という地名になったそうです。
歴史を感じますねえ。
でも、街並みは住商工混在、一軒家とビルがごたごたと並ぶ何の変哲もない空間です。ただ世田谷あたりの田舎と比較すると、道路が碁盤の目のように整然と通っているところに新鮮さを感じます。

という千田にあるこのお店の方は、まだまだ歴史が浅いのですがね。

2008年6月開店
1130-1400、1730-2000
江東区千田6-2
住吉駅B1出口を出て、四つ目通りを南へどんどん進みます。しばらく行くと、小名木川に架かる小名木橋があるので、ゼロメートル地帯を実感しつつ、その橋をよっこらしょと渡りましょう。その先にある扇橋2丁目交差点を渡って交差する清洲橋通り南側歩道を右折。さらに居酒屋「まこっちゃん」がある最初の角を左折して、細い道をどんどん進みますと、2つめの四つ角のさらに先左側にあります。


    駿麺(パーコー麺)+大盛
@750+0(ランチタイムサービス)
 黄白色で割と低加水の極太麺で、コシがあるもの
 細麺も選べるがそちらの方がスープに合っていたかもしれない
 量は200g位
 スープは、濃茶やや濁のとんこつしょうゆ味で、濃いめのしょうゆ味に甘みのある独特の味わい
 脂多めのうえにパーコーからの油も加わり、こってり感はかなりのものだが、バランスはよい
 トッピングは、大きくないが厚めのロース肉のしょうゆ味から揚げ、硬めの半熟玉子1/2、のり小1枚、パリッとした炒めモヤシ少々
 ところで、パーコーとはもともと排骨(パイコー)すなわちバラ肉(の骨付き)のことだが、このお店はロース肉を使っている
 また、カレー味なり五香味なり中華風の味付けがされているわけでもないわけで、これをパーコーと呼んでいいものかどうか
 しかし、ま、下町ということでこれでヨイノダ
 ということで、全体的に、昔ながらの下町の味という雰囲気がなかなかよい
   
(料金・メニューは取材時のものです 090219)


居酒屋の居抜きのような店内で、L字型カウンターは味のあるニス塗りの木製。
壁はじゅらく壁を意図したものかうぐいす色に塗られているもののなんとなく手術室風で落ち着かない感じでもあります。その分、確かに清潔度は高いのですが。
客席は、カウンターに6席と2人掛け木のベンチ1つ。
スタッフは、店主となんとなく娘さんかなと推測される女性1人。

まだまだ歴史の浅いお店ですが、すでに地域にすっかりとけ込んだ感じで、ご近所のみなさんが気楽に立ち寄るお店になっています。
今後も末永く地域とともに生き続けてほしいものです。