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    らーめん 元(HAJIME)    

「元素」といえば、モノを構成しているおおもとの要素をさします。水素とか、酸素とかいうアレですね。
「元祖」といえば、モノゴトのおおもととなるおこりをさします。

つまり「元」とはとういった、もっともおおもとのことをいうわけですね。そうです、ここ「らーめん 元」はラーメン界のおおもとなんですねえ。
店名も、「はじめ」と読ませるわけですから。
期待がふくらむなあ。

しかし、さらによくよく考えればですね、「元素」のさらにおおもとには「クオーク」とかいうものもあるらしいですし、「元祖」なんぞは「本家」とどっちがおおもとだといつも争っているわけで、ま、その位肩の力を抜いて食べるのが正しいようでございます。

2009年5月開店
1130-1430、1800-2100(スープ切れ終了)、月休
板橋区坂下2-16-11
蓮根駅改札を出て、右を振り向きますと、路地の億に看板が見えます。徒歩50歩。


    特製塩らーめん
@950
 麺は、白いそうめんのような極細直麺で、ゆで時間も1分ほどとそうめん並み
 アルコールの匂いが感じられる位の浅いゆで加減で、チュルチュルとした啜り心地が良いのだが、後半は延びてしまうのが残念
 量は100g程度だが、小さいが深めのすり鉢型丼に入っているため、多めに見える
 スープは、ほんの少し色づいただけの透明感あふれるトリガラ魚介塩味で、うまみ過剰ではないがダシのコクに塩味の複雑さが加わって、かなり深い味わいである
 トッピングは、柔らかめの長方形型バラチャーシュー4枚、通常の穂先メンマとかなり異なった細い形状と塩味で色も白い穂先メンマ2本、半熟味玉1/2
 蓮根駅で(と言ってはいけないかもしれないが)これだけハイレベルの塩らーめんが食べられるということ自体が驚きである
   
(料金・メニューは取材時のものです 090723)


路地奥のお店は、間口が狭いウナギのネドコ状で、L字型カウンター9席。
スタッフは2人。
内装も、なかなか味のある「粒度の高い(ザラザラした、という意味です)」壁仕上げ。

店主は、高島平にあった「つけめんや元」(2008年1月閉店)の元店主だそうですが、塩らーめんはその店主の(再度の?)修業先であるみずほ台「一本気」の味を受け継いでいます。
ん?とうことはこのお店、「はじめ」じゃなかったのね。

今後もこのレベルを維持して、周辺のお店のレベルアップに寄与していってほしいものです。