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    白河手打ち中華そば 一番いちばん    

「一番」という漢字の店名によみがなをつけたわけではありません。全体でれっきとした店名になっています。
もともとは「白河中華そば一番・胤暢番(いちばん・いちばん)」という名前のお店が梅ヶ丘にあったのですが、町田に移転して店名変更しラーメン専門店となった次第です。
もとのお店は、先代の店主が地道に守ってきた気の置けない近所の中華屋さんと、白河ラーメンの有名店「とら食堂」で修行した息子さんが展開する白河系ラーメン専門店が、同じ店内で同時に営業しているという感じの実に不思議なお店でした。
その不思議さが、実は店名に現れていたわけです。「一番」というのがもともとの中華屋さんで、「白河中華そば」「胤暢番」が息子さんの気持ちを表したもの。「胤暢」という漢字の意味は、おそらく「(技を)継いで伸びる」といったところでしょうか?

さて、諸般の事情により町田に移転したこのお店。店名も「一番いちばん」とわかりやすく変わりました。
また、新店周辺では常連さんがいないわけですので、昔ながらの中華屋さん業態は当然終了しラーメンのみの営業に純化しました。

2008年1月開店
1130-1430、1730-売り切れまで(2000頃) 水休
町田市中町1-28-24 大成ビル1F
小田急線町田駅北口から地上に出て線路沿いの道を新宿方面に向かい、2つめの踏切のところから左斜め方向の道に入ります。そのまままっすぐ進むと左側に町田市役所がありますので、その角を左折。さらに1つめの4つ角を右折するとすぐ左。


    焼豚わんたん麺+大盛
@1150+150
 麺は、白めの黄白色で透明感のある角断面縮れ太麺で、チリチリ感がありチュルチュルした喉ごしが特長だが表面は意外とザラザラしている
 食べたことはないが、白河市の「とら食堂」で修行した店主が手打ちでつくるとら系の麺
 量は200g強か
 スープは、濃茶色透明のとりがら魚介しょうゆ味で、見た目以上にしょっぱさがある
 色は、しばらくすると麺もワンタンも茶色に染まるほど
 トッピングは、四角形で薄めのモモチャーシュー3枚に大型のバラロールチャーシュー3枚といずれも歯ごたえの良い2種類のチャーシュー、ワンタン5個、小松菜少々、ナルト1枚、のり小1枚
   
(料金・メニューは取材時のものです 080601)


きれいな外観ですが、床レベルが道路よりかなり高く、数段の階段を上がってから店舗入り口となります。というこを帰りにはすっかり忘れてしまい、階段で転びそうになりました。
店内は木を多用した落ち着いた雰囲気です。空間的にもかなり余裕があり、半円形のカウンターに12席。座席間が広く、客席後方やキッチンも広い。
スタッフは店主を入れて2人。サブのスタッフは「一番・胤暢番」の名前入りのTシャツを着用しています。

町田市役所の職員が最大のお客さんでしょうしそういう面では安定した立地にちがいありません。それにしても価格設定はちょっと強気でしょうか?
でも、店主のやりたいお店になったはずですので、今後の発展に期待したいですね。