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    豚骨屋 これでもかっ    

京王線随一のラーメン激戦区幡ヶ谷にできた熊本系九州ラーメンのお店。
熊本系なら早速行かなきゃ、と思うのが筆者(^^)
関東で熊本系といえば、「桂花」や「なんつっ亭」と、なぜかハードな味を強く押し出す系統が代表選手でとなっています。そのマストアイテムであるマー油は確かに熊本系の味わいを感じさせるものですが、本当はそれだけじゃないんですよ。いろいろアイテムはあるんです。
このお店は、はたしてどうなのでしょうか?

2006年10月開店
1100-1500、1800-2600
月休(祝日の場合は翌日)
渋谷区幡ケ谷1-5-6 金井ビル1F
幡ヶ谷駅南口から、とにかく甲州街道に出て、南側歩道を西へ。2分ほど歩いた先、左側にあります。


    黒特製らーめん+大盛
 @800円+100円
 麺は、白めのベージュ色でマー油のせいで定かではないが小麦の香りもする低加水細丸直麺で、プツプツした食感
 かん水少なめで少々太めのそうめん風が熊本風なので、かなり雰囲気は違う
 浅草開花楼製で、250gほどと量は多い
 スープは、うす茶色強濁のとんこつ白湯しょうゆ味で、ざらっとした舌ざわりとちょっと薬臭さがある(嫌な匂いではない)
 マー油は、真っ黒でニンニクの香りは控えめな代わりにちょっとゴマも香りがするもの
 その真っ黒なマー油が大量に浮かんでいるうえに、脂もこってりと浮かんでおり、そういう面で「これでもかっ」の面目躍如ということになるのかな
 トッピングは、柔らかだが味付けは薄い肩バラチャーシュー3枚、ちと茹ですぎのような半熟味玉1/1、もやし少々、キクラゲ少々、のり1枚
 ということで、マー油とキクラゲは熊本アイデンティティのアイテムであったが、主役の麺は熊本風とはかなりかけ離れたイメージであった
   
 (061027)


店内は、L字型カウンター8席、5席程度のロングシートタイプのテーブル1卓。
スタッフは、店主1人。

本千葉に同名のラーメン店がありますが、こちらが支店なのか移転して来たのかは不明。

ところで、このお店にはとんこつ白湯塩味の塩らーめんもあります。そして、その券売機には「大分ラーメンの基本はこれ」と書いてあるそうで・・・
となると、「熊本系」と書いたのはマチガイで、本当は「大分系」とすべきなのでしょうか?
いやしかし、ウリはやっぱり「黒らーめん」らしいので「熊本系」でいいのかも・・・

どちらにしても、独自の境地を切り開いていくのがラーメンのラーメンたる所以であります。
もちろん幡ヶ谷にはない味なので、生き残って欲しいモノです。