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     無鉄砲 東京中野店    

関西で「てっちり」といえばフグの水炊き(ちり鍋)、「てっさ」といえばフグの刺身のことと決まっております。
その名前のうち、「てっ」の部分は、「てっぽう」の略で、漢字で書けば「鉄砲」となります。鉄砲というものはなかなか当たらない(昔の鉄砲は命中率が低かったので)が当たると命を失う、というところからフグの別名になった、とWikiに書いてあります。

では、無鉄砲とは?
鉄砲がなけりゃ、結局、弾は当たらず、命は助かる、ということ?
いやいや、実は「向こう見ず」というような意味で、時と場合によっては命までも掛けてしまうワケですな。

こちらの「無鉄砲」の屋号の由来については、店主のブログにも書いてありませんが、たぶん上記のとおりでしょう。「がむしゃら」という関連店もあるようですから。

その「無鉄砲」の東京進出第1号がこのお店です。おっと、「無鉄砲グループ」?としては2号店と言うべきか(「無鉄砲」自体の店舗というか会社(になっているかどうかを含め)の組織全体がよくわからないのですが)。
その場合の1号店はこちら

2010年8月開店
1100-1500、1800-2300 月休
中野区江古田4-5-1
沼袋駅北口から、西へ向かい、踏切を北に。500mほど先で交差する新青梅街道の北側歩道を右に100mほど進んだあたり。周りは、どちらかというと住宅地です。


    とんこつラーメン+替玉ほぐしチャーシュー付き
@750+150
 麺は、黄色みの強い黄白色の中太丸ややちぢれ麺で、「かため」コールをしたためではあるが、かなり硬め、ゴワゴワした食感など、大阪本店とは少し異なるつくり
 量は100g強と少ないので、替玉は必須
 なお、替玉はやわめでコールしたが、これでも普通レベルの硬さ
 スープは、赤茶色強濁のとんこつしょうゆ味で、髄やゼラチンが溶け出したようなドロドロさと高粘度の液体で、こってりコールのため、表面に小さな背脂がびっしりと浮かぶ
 骨や魚粉入りのようなざらつきは全く感じられない
 スープは、すでにできあがっているスープストック入りの寸胴から、さらに豚骨入りの別寸胴に加え、これを常時ステンレス丸棒3本組の治具で常時かき混ぜて濃度を増している
 力の入れ具合のレベルがやはり関西らしさを感じさせる
 あっさり味も選べるが、その場合はスープストックの寸胴からのものとなる
 トッピングは、これも関西らしく、超薄切のモモチャーシュー3枚
 替玉セットのほぐしチャーシューは、ほぐしというより端切れ中心で量もたっぷりあるのでお値打ちもの
 なお、「追いスープ」なるものがあり、さっぱり系の元スープか魚介スープの選択もできるので、ドロドロに飽きてきたときに頼むと佳
 ただ、魚介スープは日によってダシ素材が異なる
 取材日は、カツオ節であったため、上品すぎる味わいが、ドロドロスープにはちょっとあわない感じであった

   
(料金・メニューは取材時のものです 101010)


店内は、I字型カウンター9席、2席テーブル7卓(朝営業中は3卓で運用、残り4卓はセット用バイキングの食材置きに使用)、スタッフは4人。
という状況で、朝8時10分に入店ましたが、すでに満席でした。平日朝ですので、たぶん出張でこれから電車に乗るという人でしょう。

こうした朝の時間帯での営業は、東京駅だからできるということでしょうが、新宿駅などでも同様の早朝営業をやってもらいたいものです。