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     難 地 (なんち)    

下高井戸北口の市場を抜けた裏通りを京王線に向かってすぐですが、ほとんど住宅地という場所にあります。

   
なんちラーメン
 @500円

 麺は、細めの平打ち麺
 スープは、ごくふつうのしょうゆ味だが、だしはよく効いている
   
藩捲麺
(ファンチュンメン)
 @800円

 麺は、同じ
 スープは、塩味であるが滋味深いもの
 トマト(藩)とキャベツ(捲)の炒煮(ニラ、挽肉入り)が載り、オレンジがかった黄緑色がスープの上に広がり、ちょっと酸味の効いたしゃれた味になっている

開店後すでに50年近くというお店。
店内には、小振りの蛇踊りの蛇がつり下げられていますが、いかにも下町風のかざらない雰囲気です。麺だけではなく、中華料理もレパートリー広くメニューに載っています。
「難地」という店名は変わっているので、何かいわれがあるかと思ったのですが、もともとの名字の「難波」にこの土地の「地」を付けただけで深い意味はないそうです。

麺は、手打ち。昔は、おかみさんが竹で打っていたそうですが、現在は店主の手押しだそうです。柔らかい仕上がりですが、食べるとかみごたえがあり、小麦の味が感じられる秀逸なものです。
この店主は、おすすめの麺は?と聞いても、一番安いなんちラーメンと答える、実直を絵にしたような人です。