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     桜食堂(さくらしょくどう)    

経堂大橋を中心に、不等辺三角形?のように3つの新店が8月に相次いで開店しました。
このお店は、そのうち最も外観・内装デザインに凝ったお店といえるでしょう。
その割には遠くから見るとせっかくのデザインが目に入らないという不思議な構造になっているため、外壁に「あっ ら〜めん」と大書された看板がかけられています。
城山通りを歩いていると、いやでもこの看板が目に入るというわけですが、提供されるラーメンのレベルとこの看板のデザインレベルが合っていないような…


2011年8月開店
世田谷区経堂5−29−19
1130-売り切れ終了(1400頃) 定休日は未定(9月までは不定休)
経堂駅南口から農大通りをまっすぐ南下。5分ほど歩いて商店街が切れたところにある経堂大橋交差点を渡り、城山通りを右へ。1分ほど歩いたら左側にあります。大きな看板が目印。

   








醤油ら〜めん
@700円
麺は黄白色の細麺で、ぷつぷつした食感のもの。
量は120g位。
スープは茶色透明のトリガラ魚介しょうゆ味で、最初はさっぱりした味のようだが、だんだんに深いコクが感じられ、最後まで飲み干してしまいたくなる高レベルなもの。
そして最後まで飲み干した時、のどが渇くほどではない薄めの味付けであるが、旨みが十分で満足感はある。
ただし、スープの量は少ない。
トッピングは、少し厚みがあり噛み応えもある肩バラチャーシュー1枚、穂先メンマ細いが2本、近年では珍しいナルト1枚、岩海苔?少々。

塩ら〜めん+肉増し
@700円+200円

麺は、醤油ら〜めんと共通。
スープが塩だけに、湯切りの不十分さからくる若干のカンスイ臭が感じられるのが残念。
スープは透明ほんの少し濁のトリガラスープ塩味で、しっかりした塩味はあるが、ダシのうまみはちょっと少なめ。
トッピングは、茹でたトリムネの厚切り2枚(デフォルトは1枚)、バラロールチャーシュー2枚、穂先メンマ2本、ナルト1枚、岩海苔?少々。
トリムネはもう一工夫必要と思う。
   
(料金・メニューは取材時のものです 110903


お店の入口は、通りからクランク状になっており、そのクランクの入口外側に2席、内側に2席の待ち席があります。
内外装ともサッとバーナーであぶったような木を貼り付けた独特のデザインです。また、カウンターの1枚板や、丸太から彫りだしたような手づくり感あふれるデザインのイスなどもなかなかです。これらは大工さんの手によるものとか。
なお、城山通りの反対側からは焼き杉板などを使った印象的な外観が見られます。
場所としては、その昔「経味堂」というお店があったところの近くです。立地的に厳しい面も予想されますが、めげずにがんばって欲しいと思います。

客席は、L字型8席。スタッフは店主1人。
厨房は結構狭いようです。店主のお話でも、夜は味噌らーめんをやりたいと思っているが厨房事情からなかなか難しくいろいろと悩んでいる最中だとか。
しかし、今後に大きな期待が持てます。夜営業の件は、今のスープでも十分ですのでぜひお願いしたいところです。