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    麺屋 宗 (そう)    

高田馬場周辺は、早稲田大学の街でありますので、いわゆる「ザブトン帽子」に見合ったバンカラなイメージのお店が多いのですが、時には上品なお店ができたりします。
ま、そんなお店がどの程度長続きするのかは不明ですケドね。

このお店は、その上品な部類に属すのですが、すでに開店後2年経っているので、早稲田の学生さんも意外と上品なのねと再認識させられるところであります


2007年4月開店
1130-1500、1700-2300 無休
新宿区高田馬場1-4-21 サンパークマンション1F
高田馬場駅から早稲田通りを東へ。明治通りとの交差点を右に曲がり、外回り側歩道すぐ右。歩道からかなりセットバックしたマンションの1階。
西早稲田からも近い。
この手のお店にしては、道路沿いに「ラーメン」の幟がはためいているのはやや違和感がありますが、激戦地区ならではの策でしょうか。


    特旨塩そば(手もみボコボコ麺)
@980
 麺は白めの黄白色で透明感のある多加水強ちぢれ中細平打ち麺
 柔らかめの仕上がりで、ボコボコのちぢれと相まってスープの持ち上げはよいが、ちょっと細すぎるかな
 量は少なめで110g位か
 スープは、透明やや濁のとりがら塩味で、ヒマラヤの「ピンクロックソルト」など塩にこだわっている
 表面にはネギ油が浮いており、ややダシの弱さを感じるもののじんわりとした旨みはある
 もう少し温度が高いともっとよいのだが
 トッピングは、バーナーではなくちゃんとコンロで炙った薄いが歯応えはよい肩ロースチャーシュー2枚、ほとんど味付けされていないような白い穂先メンマ4本、水菜少々、糸唐辛子少々
 全体的に、柔和で上品ではあるが、あえて悪く言えばどんよりした味わいともいえる
   
(料金・メニューは取材時のものです 090315)


 そもそも、家具デザイナー柳宗理のイスや食器を使う上品なお店として注目を浴びたわけですが、もちろん味の方も上品路線であります。
その柳宗理デザインのイスとインテリアデザインが微妙にすれ違っているというのもまあ一興です。
水はカウンターに置かれた冷酒用のようなグラスに自分で注ぐ方法です。これもおしゃれ。

客席はL字型カウンター11席。
スタッフは2人。

TVに度々取り上げられたためもあって、かなりの混雑が続きます。
これからも、高田馬場界隈に咲く一輪の花であってほしいものです。ただし、イスの高さとカウンターの高さの不一致、汚れが拭いきれないカウンター表面の畳張りデザインは場違いであり、何とかして欲しいものです。