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    AFURI (あふり)    

豪徳寺の神奈川県の丹沢山塊は、ハイキングから本格的な縦走まで、さまざまな山岳スポーツのメッカです。その中心となるのがこのお店のロゴマークでもある大山(「だいせん」ではありません、おおやま)です。

それはなぜか。
大山が昔から山岳神道の聖地であり、江戸時代には庶民の大山詣でが流行したりしました。その結果、登山道やケーブルカーなども整備されてきたからです。世田谷区内に「大山道」という古道が残されてもいます。
そして、その信仰の対象として、「阿夫利神社」(
最近は、神社仏閣もホームページを持つようになったので、なぜ阿夫利神社というのかはこちらでどうぞ。)が創立されたのです。

で、このお店は大山東山麓七沢温泉にある超有名店「ZUND・BAR」の支店なので、「AFURI」と命名したわけですね。
恵比寿駅東口を下り、右側にある小径を渋谷川に向かって入り、突き当たりを左に曲がるとすぐ右。

2003年6月開店
渋谷区恵比寿1−1−7
1100〜2800
無休

    塩らーめん
 @750

 麺は、黄白色不透明の角断面ややちぢれ極細麺を、固くゆであげたもの。
 スープは、透明でほんの少し黄色みがかったトリガラ魚系塩味で、無化調のあまり自己主張しないはんなりとした味わいは、まるでダシ茶漬けのダシそのまま
 トッピングは、香りよく炙ってある肩ロース厚切りチャーシュー1枚、半熟味玉1/2、これもほとんど色が付いていない自然な色合いのメンマ、水菜、のり1枚、ネギは白ネギのみじん
 ZUND・BARはステンレスの丼だが、こちらは陶器の丼
   

お店はモダンな外観で、入口の重たい引き戸をくぐって店内に入ると、かなり奥が深いつくりで、その奥に向かってつの字型のカウンター25席と広い。
キッチンはオープンで、これも実に広々としていますが、入口側半分は巨大な冷蔵庫や食品庫がずらっと並んでいます。
その広い店に、スタッフ4人。

ZUND・BARはかなりの行列店のようですが、ここはさすがにラーメン激戦区恵比寿であり、また席数が多いためか、ランチタイムもわりと空いています。

なお店名はAFURIでさすが、お店の前の置き看板はなぜか「らーめんらーめん阿夫利」と書いてあり、しかもふりがなも振ってあります。たぶん、外観だけではラーメン店とわからないためでしょうか。
営業時間が開店当時からさらに深夜側に伸びていることも含めると、有名店ではありながら、それなりに営業の苦労あることが偲ばれます。合掌(^^)