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    麺屋 八蔵 (はちぞう)    

世田谷線松陰神社駅を降りると、屋根の上に大きなとっくりが立ち上がっているお店が、踏切脇で堂々たる存在感を示しています。
このお店は、知る人ぞ知る=知っているヒトは知っている=知らないヒトは知らない居酒屋です。白い外観から黒い扉をくぐると、そこは、ジャズが流れ、手の込んだ料理とこだわりの地酒、地焼酎が揃うなかなかイイ雰囲気のお店なのです。
そのお店の名前は「居酒屋 蔵八」(くらはち)です。
って、アレ?ここは居酒屋のページじゃなかったか(^^)

さて、その「蔵八」で少しメートルをあげたら(←ウ〜ム、味わいのある表現だナ)、下町風の雰囲気の松陰神社通り商店街を南に向かってブラブラと歩いていき、世田谷通りを左折。少し歩くと左にあるお店が、こちら「麺屋 八蔵」です。
つまり松陰神社通り商店街(の一部)をはさんで、あっちは「蔵八」、こっちは「八蔵」なのです。でもって、この両店の間の関係は?
いやぁ、実はな〜んの関係もありませんです、ハイ。

この「麺屋八蔵」の方は、もともと、幡ヶ谷駅六号坂商店街にあった「麺屋 八蔵」がそのまま移転したもので、メニューはほとんど変わっていませんが、客席数、営業時間が変わりました。
六号坂商店街の「麺屋 八蔵」跡には「不如帰 SOBA HOUSE HOTOTOGISU」ができました。

2005年2月開店
世田谷区若林3−16−1
1130〜1500、1800〜2200
火休

    つけめん(中(2玉))
 @750+0

 麺は、うす茶色の中太直麺で、ツヤツヤとした表面、ツルツルとした食感、シコシコした歯触りという独特のレンコン麺(レンコンを練り込んだもの)
 量はつけ麺の相場にしては少ないので、最低でも中(2玉)280gを頼むべき
 つけだれは、茶濁のとんこつトリガラ魚系のWスープしょうゆ味で、注文の度に小鍋で温めるいわゆる小鍋系で、とろみが感じられるもの
 つけだれの味は、甘みが比較的強く、塩気がかなり濃いが、ツルツル麺のためこの濃さで適当な味わいとなる
 スープ割りすると、節系の香りが効いてくるものの、割スープの方は小鍋で温めるのではなく、カウンター内側に置いてある電気ポットから注がれるので、やや興ざめ
 トッピングは、つけだれの中に、柔らかいチャーシューブツ、小松菜少々、小さめのメンマ

   
おまけ(^^)
居酒屋蔵八の焼きそらまめ
 @550

 早春の香り漂う季節もの
 日本酒類は、片口(酒器)で供され、量は1.2合と多め
 お値段は、おおむね500〜650円
 雰囲気も良く、近所に欲しいお店


お店は、以前「中華麺ふくろう」があったところを、ほぼ居抜きで使っており、外観、店内とも木を多用した造りとなっています。
店内は、凸型カウンターのみ11席。

スタッフは、店主を入れて3人。ホール担当のおばちゃんは、幡ヶ谷からはるばる通っているとか。

この近辺は、世田谷通りにぶら下がる営業条件となり、またラーメン店も多くて中には入れ替わるお店もある(ここもですがね)ので、なかなか厳しい立地条件と思えます。
しかし、かなり特徴あるつけ麺、ラーメンのお店ですので、なんとしても生き残って欲しいものです。
「居酒屋 蔵八」で飲んでるアナタ。仕上げには、「麺屋 八蔵」にぜひどうぞ。