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    一 福 (いちふく)    

ラーメン界の中で知らぬ人はいない超有名店は数々あれど、1人で切り盛りしているお店は、このお店くらいではないでしょうか。
しかもその1人とは、まあるい感じで癒し系、あ、いやいやいや、やさしげなおかみさんなのですよ。

超有名店なのに、1人で???
と、疑問もわきますが、その秘密は立地にあります。
幡ヶ谷駅から北口に出て、5号通り商店街を北上、水道道路を渡って銀行の脇の道を右へ。
その先の坂道をたらたらと下ると、左は帝京短大、右は帝京幼稚園。突き当たりを左へ曲がり、3本目の道を右へ行くと、五差路にさしかかりますので、これを右手前方向に曲がって不動通りに入るとすぐ左。
と、書くだけでもう疲れるような場所にあります。
駅から、そうですねぇ、12分はかかるでしょうか。ちょっとした商店街ではありますが、基本的には住宅地の中です。

なお、最寄り駅を初台とする本やHPが多いのですが(これは「とらさん」を引用しているため)、正確には幡ヶ谷というべきです。

    菜醤麺(さいじゃんめん)
 @930

 麺は、黄土色で透明感がある、中細ちぢれ麺
 スープは、少量の辣油が浮かぶ薄い泥色のもので、深みのあるとんこつトリだしみそ味だが、あまり味噌っぽくなく塩味もきつくないので、全部飲み干せる(石神秀幸氏の「スープは深い」という色紙がある)
 ただし、全部飲み干すとお腹いっぱいになってしまい、駅までの12分の徒歩位では消化しきれないので、要注意。
 スープには、ひき肉が入っているだけではなく、小さな白ネギの角切りとなんとクルトンが浮かんでいる
 トッピングは、厚めだが柔らかいモモチャーシュー3枚、さっと湯通しした大量のレタス、メンマ
   

乙型のカウンター9席のみの小さな店で、ランチタイムは常に満席。
店内は、清潔に掃除が行き届き、あちこちに花が飾られていて、落ち着いた中にも華やかな雰囲気です。
おかみさんは研究熱心で、1人のお店でこなせるんかいな?と気になるほど多いメニューに、さらに季節ごとに新しいメニューをだすなど、前向きな取り組みをしています。
なんだか、矢野口「虎心房」と似てますねぇ。清潔さはこちらが上ですけどね。

また、忙しい中、お客へのさりげなく温かい気配りもあり、ファンも多いとか。
もうちょい、駅に近いといいんだけどなぁ・・・