ホーム お店案内 タウンマップ 探検記 編集後記

    どうとんぼり神座 (新宿歌舞伎町)    

関西発の超有名店が、ついに東京に進出。
理想実業の「神座」。
これ、「かむくら」というそうですが、普通読めませんよ。
じゃ、埼玉県新座(にいざ)市は、「にいくら」と読むのか?
いやぁ、実はその通りらしい。昔は、「にいくら郡」と言ったらしい。勉強になりますなぁ。

で、新宿歌舞伎町の、危ない世界のちょい手前、昔「喫茶スカラ座」のあった跡地に、出てきました。

2003年12月開店。

    Wねぎラーメン
 @900

 麺は、どこにでもありそうな伸びのある直細麺
 スープは、透明感のある醤油味で、社長しかその製法を知らないという独特の香辛料の香りがするもの
 トッピングは、白菜と豚バラ薄切りの煮込み、ちょっと臭みのある!チャーシュー2枚
 ネギについては、開店当初に限ったことかもしれぬが、おおい問題がある(下記)
   

「Wねぎラーメン」は、メニューやサイトでは、九条ネギを使ったもので、これが山盛りになっているのです。しかし出てきたのは、写真でもわかるとおり、根ぶかの小口切りでした。たぶん、量が足りなくなってこんなことになったものと思いますが、しかし、問題はさらにあるのです。出てきたネギは丼中のものも、別皿のものも、いずれも乾燥しかかって端が干からびていたのです。これは、オペの問題ですが、種類の変更を含めて、一言も説明やお詫びはありませんでした。
これじゃ、
九条ネギじゃなく苦情ネギでんがな。


店の外観は、あっと驚く総ガラス張りの、カフェバー風。2解では、外に向かって総ガラスの前にカウンターがある、どこかのコーヒーショップ風。全69席。
でも、内装は柱が真っ赤で、ところどころ緑色が使われて、中華風なのか神社風なのか不明という、よくわからぬデザインです。いかにも神様に関係がありそうな神明造り風の他店とも全く異なるデザインではあります。
さらに、入口前には、なんと発券ブースがあるという、驚きの設計。

厨房はオープンキッチンで、調理担当は7人、全員コック帽着用です。そこだけ見ると、フレンチの店かと思ってしまいそうですが。

昔、出張で大阪に行った時、道頓堀の路地裏の本店に行ったことがあります。まだTVで一度取り上げられた頃のことですから、まだまだ小さなお店一店のみの時代ですが、道頓堀から入り口にかけて路地裏に延々と行列ができていたのを思い出します。
道頓堀側表通りの「金龍」が出来たのは、それからずいぶん後だったような気がしますが。

このお店も、行列の人気に流されることなく、本来のサービス精神でキチンとした食を提供していってほしいものです。