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    萬 福    

銀座に鎮座おわします、老舗。
と一言では言い表せないので、老舗中の老舗としておきましょう。
ついでですが、「ラーメン」と「老舗」でgooってみると、なぜか久留米ラーメンのサイトがトップに出てきます。googleも同じ。yahooはgooだし。
MSNは、札幌ラーメン。
ま、どこでもいいんだけどね。

ところで、何故に老舗中の老舗かというと、なにせ、開店が昭和四年というんですよ、あなた。昭和四年て、1929年ですよ、あーた。σ(^^)ら、影も形もない時代ですよ、あんた。
しかも、それ以前も大正年間には既に「支那蕎麦屋壹」という店名で場所は違うそうですがラーメン店をやっていたというから、さらにびっくりです。

昭和四年開店
中央区銀座2-13-13
1130-2200(土は2000)
日祝休
東銀座駅からA7出口を出て、そのまま京橋方向へ進み、最初の角を右に曲がるとすぐ先の交差点角にあります。


    大盛正油らーめん
 @770

 麺は、黄白色不透明の中細直麺で、低加水のうえに柔らかめの仕上がりなので、食べている途中でグズグズと伸びてくる
 なので、この麺は、大盛ではなく、普通盛がおすすめ
 足りないときは、名物メニューのポークライスを頼むべし
 スープは、濃茶透明のトリガラ魚系しょうゆ味で煮干しの香りが強いがちょっとショウガの香りもありさわやかな感じでまとまっている
 最近の濃厚な味に慣れた舌には物足りないかもしれないが、これこそ昔の東京風中華そばの味わいにちがいない
 トッピングは、モモチャーシュー1枚、アメ色のメンマ少々、ほうれん草少々、そしてなんといっても長めの直角三角形に切られた薄焼き玉子1枚がこのお店の特徴
 なお、レンゲがないというのは、昔のままというところでしょうが、いまや珍しい
   
 (051026)


銀座にしては珍しい、このページの背景色のような上品な(^^ゞ色あいのビルの1階。隅切りの角が入口です。
昔のまま「萬福」と大書された看板の下をくぐって店内に入ると、レトロな雰囲気。アーチ型の窓や格子天井、壁に掛けられた昔の寄贈お祝い看板などが一層のレトロさを醸し出しています。
これらは、以前の古いお店のものであったのでしょう。そして、建替えて土地の有効利用を図ったうえ、昔懐かしいレトロな雰囲気のお店を再度つくったわけです。その心意気やよしとすべきであります。

さて、これだけ長い歴史を誇るお店ですから、当然のことにお客さんのほうも古手(^^)であって、「いつもの」という注文の仕方で通じる方も多いようで。

いずれにしろ、昔の味と雰囲気を楽しみたい方にはうってつけです。