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池袋ひかり町らーめん名作座の世界<閉店> | |||||
続々と誕生する、ラーメンをテーマとするレストランコンプレックス。 しかし、あまりに多すぎて新鮮味が薄れた感は否めず、そのことだけでは経営が難しいことは立地抜群の渋谷「麺喰王国」でさえ言われているようです(麺喰ファンドが損益分岐点を確保できるのか、とか(T_T)。 ここ、「らーめん名作座」は、これまでとはそのコンセプトは同じでも、路地裏にあるラーメン村という雰囲気を持たせた、半オープンな施設づくりとなっています。 「横浜ラーメン博物館」のように、強いインパクトを与える内部デザインが造り込まれない以上、むしろ外部にオープンになっていた方が集客力が見込めるであろうという考えのようですが、はたして・・・ サンシャイン60通りの中程から路地に入るとそこは哀愁漂う飲屋街、というなかなかの場所にできております。 2004年2月開店。 2006年2月閉店しました。やはり路地裏、かつ雰囲気作りができていなかったのが致命的なのかもしれません。 というより、池袋全体がラーメンコンプレックスですからね。あえてここまで来る必要性がなかったということでしょうか。 |
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元祖一条流がんこラーメン | |||||
伊勢海老しょうゆ @750 いわゆる「がんこ系」の頂点に立つ家元、一条安雪氏が自ら開発した新作ラーメンの店。 全く新しい味の世界をなすのは「伊勢海老味噌」のようですが、できれば味噌ラーメンは一生避けて過ごしたい作者としては、しょうゆ味を選択。 麺は中太白めの直麺で、ポキポキもそもそした食感で、好き嫌いが分かれるところかも。 また、量も少ない。 スープは透明茶色のしょうゆ味で、海老の香りがほのかに漂うもの 塩味が強いが、いわゆるがんこ系というほどのものではない トッピングは、よく味がしみこんだ厚めだがほどよく柔らかいチャーシュー5枚、これも適切な歯ごたえの太い短冊メンマ、のり、白い部分だけのネギ、と隙のない構成 チャーシューの量も普通ならチャーシュー麺といえるレベルであろう 内装は、明るく直線基調のモダンな造り 常に行列ができているので、時間を見て行く必要あり なお、家元は少なくともこの取材時には不在で、4人のスタッフはすべてアルバイト風 |
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築地ラーメンまぐろ屋 | |||||
まぐろスープかけラーメン @550円 麺は、濃い黄色のちぢれ細麺で、卵麺との表記があり、たぶん香りもあるのだろうが、スープのにおいに隠れていて不明 スープは、茶濁の魚煮汁風スープで、マグロの強い味がするものだが、かすかに動物系も混じっていると感じられる 後味が残る面もあるためか、テーブルの上におろし生姜の容器がデンと置いてあるが、さらに何らかのデザートを考えるべきかも トッピングは、バラチャーシュー1枚、のり2枚、わかめ少々、半熟玉子半分、メンマ サイドメニューとして、まぐろの目玉煮300円もあるなど、全体として、寿司屋のまかない風(←褒めてるのかけなしているのかわからないが)という感想はあながち間違いではなく、店主は元寿司職人とか(小田急線沿線某有名店らしい) 店内は提灯型照明が効いた明るい造りで、6人のスタッフも元気がよい なお、店内に入ったとたん魚を煮ている強いにおいがするのは、好みが分かれるところだろうか というわけで、名作座の中で真っ先に閉店 |
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サンシャイン60通り(と裏側のサンシャイン通り)を行き交う老若男女を惹きつけようとする、らーめん名作座。 スタートしたばかりで、まだまだ固定客が定着してはいないと思いますが、半屋外のオープンさを生かして、路地裏にとけ込んだ施設として、生き残ってほしいものです。 |
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