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    麺喰王国の世界<閉店>    

ラーメンをテーマとするレストランコンプレックスは、渋谷が発祥の地です。

それは、道玄坂渋谷プライム館(以前は確かセゾンだったと思いますが)の地階に出来た「ラーメン道場」という店舗群でした(その後地階がパチンコ店になったため2階に移転)。
たぶん、地階という立地の悪さをカバーしようという発想だったのでしょうが、ラーメンブームの黎明期でもあり、結構人気でしたね。いつ出来たかは、記憶に定かではありませんが、たぶん1980年代前半だと思いますね。

そして、2003年12月。
センター街宇田川町交番前のちとせ会館2階に「麺喰王国」が出来たのでした。

そして(T_T)、2005年2月
<閉店>しました。
麺喰王国ファンドを購入された方は怒っているんでしょうねぇ。
投資分は一応全額返却されたそうですが。

各店の中で最も支持を集め、最後までがんばっていた「黒ラーメン好来」は、立川などへ転戦したようです。


[keiz]
味玉らーめん
 @850
 ご存じ、アノ「渡なべ」の渡辺樹庵氏がオーナーのお店第2弾。
 麺喰王国の中では、もっとも前評判が高く、実際長い行列が出来た。
 しかし、店内は意外に空いているらしいという噂。この日もかなりガラガラで、さすがに行列も無し。この辺の問題点は、ネットでもいろいろと言われているところである。
 麺は、ちょっと生煮えかと思うほど固い中細の直麺。途中でダレることもない。
 スープは、とんこつ魚介しょうゆ味で、節系の香りが際だつそばつゆのようなもの。大ぶりの背脂がプカプカと浮いているところをレンゲですくって飲むと、ガリッとくるものが。
 それは、スープに仕込まれたタマネギみじん。このスープにはあまり合わないような気もするが、「渡なべ」との違いを際だたせるためか。しかし、こんなものはテーブルにおいてくれれば好きなように入れたり入れなかったりできるのに、と思うのは筆者のみだろうか。

黒ラーメン好来(はおらい)
黒ラーメン
 @750円
 ビジュアルジャパンに見いだされた、熊本発の異色のとんこつラーメン店「好来」。ラーメン国技館仙台場所に続き出店。
 麺は、著しく少加水の中細麺。まるでソバのような、ぼそぼそした食感であるが、スープとの絡みは良い。
 スープは、真っ黒だが、よくよく見ると透明感があり、さっぱりした中にもじんわりとうまみを感じるとんこつ白湯塩味。黒さは、ニンニクを焦がしたマー油とタレを合わせたものからきている。苦みだけではなく、甘みや酸味も感じられる。
 まさに異色のスープだが、クセになる味かも知れない。
 トッピングは、バラチャーシュー3枚、湯通ししたもやし、のり、ネギ少々。
 実際の行列度は、このお店と本店をこちらに移転させたという意気込みの「竈」がトップクラスです。

 麺喰王国の最大の特徴は、実はそのファイナンスにあります。
出店費用を、「麺喰王国ファンド」という証券として売り出していますが(完売)、その利回りをなんと各店の麺類購入者数に連動させるというもの。
さて、どのお店が高い利回りを示すでしょうか。