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    尾道ラーメン 麺一筋(本店)    

ラーメン店の接客についてはいろいろと意見のあるところですが、なんとなく「職人」としてのラーメン店店主がもてはやされて、「寡黙な店主が黙ってラーメンづくりに集中している方が、旨いはず」というような妙なおもねりが、客側にもあるようです。

しか〜し、ラーメン店といえども、ごく普通の飲食業。
接客の善し悪しが営業成績に大きな影響を与えるのです。味だって、気分の善し悪しひとつで、結構変わると思うのですがね。
某○○のように、店主やキッチンスタッフがブスッとしたけりゃ、厨房を見えない位置にすればいいのですよ。

このお店は、とにかく笑顔で元気で低姿勢な接客が、たぶん東京一といえるお店です。
ホームページにおいてさえも、頭を下げまくる店主のロゴがマウスについて回るという徹底ぶりですぞ。

水道橋の西口から、水道橋西通りを東京ドームとは逆方向にトコトコと歩いていくと、ampmの先右側の角にあります。

千代田区三崎町3−1−18
1100-2230
無休


    肉わんたん麺+大盛
 @900+0
 麺は、黄白色の多加水中太ちぢれ麺で、うどん用の粉が混ぜられているためなのかちょっとモソモソ感があるが、するっとした舌触りに加えて歯応えがほとんど無いため柔らかさの方が先に感じられる
 スープは、透明茶色のとりがら魚系しょうゆ味で、煮干しの香りが立つもの
 塩味は控えめで、表面に揚げたと思われる茶色い背脂が浮いている
 トッピングは、四角い肉厚のバラチャーシュー1枚、肉多めのワンタン、色の薄い細めのメンマ多量(これもなぜか歯応えがない)
 左の小ライスは、ランチタイム無料サービス(ううっ、食べ過ぎかも・・・)
                 (040113)
   


お店の外観は、なぜか居酒屋風のデザインで、夜になると間違って入ってくるお客さんもいそうですが、ビール、酎ハイ、つまみが揃えてあり、ちゃんと対応できます。

ホームページによると、ラーメン店をやるために、まずは製麺所を設立したという経歴の店主だそうですが、うどん粉を入れた麺が果たして成功しているのかどうか。
しかし、最近では三軒茶屋にも出来た(近々アップします)というのれん分けのお店があちこちに広まっているということは、その味が広く受け入れられていることの証でしょうか。

もっとも、麺だけではなく、その接客のあり方が、常連客を定着させた要因であると睨んでおりますがね。
ラーメン店に行くとよくサービス券をよくもらいますね。たいていは「次回トッピング無料」というものですが。
ところが、ここのサービス券はトッピング無料でも、なんと1回もらったサービス券は無期限かつ何回でも使えるというもの。よく考えると、いちいちサービス券をもらうのと大きな違いがあるわけではありませんが、なんかウレシイですよね。そういった、お客の心理をよく考えていると思うのです。

ラーメン店CSのお手本となる「麺一筋」。
他のラーメン店の店主の皆様にもぜひ参考にして頂きたいものです。