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    基 motoi
   

町田は、ラーメン界の登竜門かと思われるほど、新店が続々と開店しつつあります。
なぜ新店がこれほどできていくのか、というギモンもありますが、なんといっても2本の主要な鉄道路線を商業集積と人波は半端でないことは確かです。なので、多少のオーバーストアも啜り込んで、いや飲み込んでいけるのでしょう。

そして、もちろん登竜門というだけではなく、注目店もこの市場に打って出ています。
その一つがこちらのお店です。
ネームと実力トップクラスのラーメンコンサルタント渡辺樹庵氏が主催する「渡なべスタイル」直営店なのです。
参考に、「渡なべスタイル」の旗艦店はそのまんまの店名「渡なべ」ですが、その他の直営店はこのお店を含め2店しかありません。
つまり、渡辺樹庵氏もいかに町田を重視しているかということの現れでしょうね。

2007年4月開店
1130-1430、1700-2000頃 無休
町田市原町田4-5-18 町田仲見世商店街内
JR町田駅前の通りを南東方面に進み、東急ハンズの向かいにある3差路の細めの道町田駅前通りを小田急町田駅方面に入るとすぐ右側に仲見世商店街の入口があります。そこを入って中程左側にあります。


    豚増しつけめん+大盛
@930+100
 麺は、白めの低加水太直麺をアルデンテのゆで具合にし、パキッとした堅さとツルッとした食感の仕上がりとしている
 量は、300g程度
 つけだれは、茶色強濁のとんこつ魚介しょうゆ味で、ざらざら感はないが魚粉が強い
 さらにとろみがあり、塩味も強く、ひたすら濃い味を演出している感じで、スープ割りしても濃度は変わらない
 なお、辛味は少々、酸味はほとんどなし
 トッピングは、端切れの塊も含め厚切りチャーシュー5枚、堅くてコリコリとした穂先メンマ2本
 ということで、最近の流行の王道を突き進むものであるが、逆にいえば特徴があるというわけではない
   
 (070603)


仲見世商店街は町田のアメ横とも呼ばれる商店街で、東西に細長い路地を挟んで30~40店舗ほどの小さな商店が並んでいます。ほとんどは衣料品、雑貨、食料品のお店ですが、一部に食堂が混じり、北側の一部には飲み屋街も。雑多な市場のような雰囲気がなかなかです。

このお店も、間口奥行きとも小さく、L字型の木製カウンターに8席。
これも狭いキッチンとあわせて、もういっぱいいっぱい。
スタッフは1人。

「渡なべスタイル」直営というまさにワカモノ向けのラーメン店を、どちらかといえば中高年向け商店街にあえて出店するというところに、渡辺樹庵氏の発想の斬新さ、おもしろさを感じます。