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    らーめん 雫     

2005年誰からも紹介されないままひっそりと開店した新店ながら、あちこちちのラーメンサイトやブログで絶賛され、2005年『東京1週間』の新人賞最優秀賞を獲得したお店。

しかしながら、その立地があまりにも遠隔地であるため、行くには大層な決意と旅費を要するのであります。
つまり、そんなことなので、あちこちで騒がれてはいても、まあ、行列なんぞありますまい、と思ってはいけんのですよ。
今や、10~20人くらいの行列は当たり前とか。

2005年6月開店
福生市福生1043-1
1130-1430、1730-2100(土1130-2100、いずれもスープ切れ終了)
日月休
福生駅西口へ下りて、ロータリー先を西へ進み、モスバーガーの角を右へ。二つ目の角を右へ曲がるとすぐ右側。


    ら~めん 鶏と魚介の雫 醤油味
 @650

 麺は、白めのやや平打ちちぢれ多加水太麺で、ツルツル、ぷりぷりした食感
 量は少なめ
 スープは、完全不透明の薄茶色の鶏白湯魚介系のしょうゆ味で、鶏白湯と鯖節と甘エビを使ったという魚介系のWスープ
 2種のスープそれぞれの強い味と香りが混然一体となって、粘度が極めて高くまろやかな味わい
 2種のスープとたれを小鍋で温める、いわゆる小鍋系で、2人分ずつ調理されていく
 トッピングは、少々スモークしてある鶏モモロールチャーシュー3枚、メンマ、ネギは小葱の緑の葉先を笹切りしたもの
   
 (051020)


店内は、広いとはいえないが、メニューの少なさもあってか、かなり余裕を感じさせる厨房に、L型9席の空間。
天井は、網代風のクロスに竹使い、カウンターは焼杉板、イスは座面の下に荷物置きがあるもの、といろいろと考えてはいますね。

スタッフは、夫婦?2人。店主は、無口を装っているのか、ありがとうございます以外は口にしません。はるばる来たんだから、も少し愛想よくしろよ、というのはこちらの考えすぎ。
黙々と調理にいそしんでいるのです。

メニューは、ラーメンは日替わりで、この「鶏と魚介の雫」が火・木・土、完全な鶏白湯塩味の「鶏の雫」が水・金の、2種類のみで大盛もなし。それぞれが、かなりの高水準で、『東京1週間』では、新人賞以外にも、しょうゆ優秀賞、鶏白湯最優秀賞を獲得。ついでに、サイドメニュー最優秀賞も獲得と、総なめ。

そのサイドメニューは、「肉飯のパリパリ揚げ」と「バモチョ」と、名前だけでは理解に苦しむものが並んでいますが、残念ながら未食。

これから、遙か福生の地で、確固とした地盤を固めて欲しいモノです。
それにしても、「鶏の雫」に再度挑戦したいものです。