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    弟子屈ラーメン 東京大森店 (てしかが)    

ご当地ラーメンもブーム一巡ですが、さて、弟子屈のご当地ラーメンというものがあったんでしょうかね。
いや、そもそも弟子屈ってどこでしたっけ???

というところから始まりますが、弟子屈とは、なんと、あの北海道は摩周湖があるという町なんですねぇ。知りませんでした、ハイ。
え?「摩周湖ってなんだ?」って?
う~む、摩周湖といえば布施明の名曲「霧の摩周湖」ですがな。
え?それも知らない?
そりゃ、そうかもねぇ。考えてみれば、その歌、もう40年前の歌ですから~、ざんね~ん。
ま、そういう場合は、摩周湖公式HPをどうぞ。

いずれにしても、弟子屈のラーメンの流れを汲むお店のようです。

2005年9月開店
大田区大森北1-7-1
1100-1500、1700-2300(当分の間は2100)
無休
大森駅東口から南側の階段を下り、線路に沿って南へ2分。棟割りの商店街に一角にあります。


    魚介しぼり醤油
 @800

 麺は、透明感のある黄土色の多加水中細ちぢれ麺で、プツプツした食感
 スープは、焦茶色やや濁のとんこつ魚介系しょうゆ味で、うまみが強く感じられるがいやみではなく、また、とろみも強い
 ショップカードのウンチクによると、北海道の冬の必需品薪ストーブのような「柔らかな熱で2日間以上もじっくりと煮込んで仕上げて」いるそうですが、さて
 Wスープと調味料もあらかじめ混ぜてしまう小鍋系
 ただし、ここで大きな問題がある
 スタッフが洗っていないレンゲを鍋に突っ込んでスープをすくい、別皿にとりもせずそのままレンゲを口に含んで味見していたのは、料理人として極めて非常識といわざるを得ない
 トッピングは、周囲が炙ってあり濃いしょうゆ色で固く少々臭いもあるモモチャーシュー1枚、半熟味玉1/2、多めのメンマ、のり1枚
 ややいびつな形の丼は大きいのだが、麺、スープとも少なめで、見た目でも丼の半分くらいしか入っていないように見えるのはいささか寂しい
 写真右上の小椀は、「季節のメニュー 鮭親子丼」@500で、悪くはないが高い
   
 (051001)


間口は小さく、券売機は外向きで、狭い入口から入るとすぐ狭いキッチンにI型カウンターの客席となりますが、奥行きも浅く5席のみ。その後ろを通り抜けると2階席もあるようですが、いずれにしても狭いお店です。
ご飯ものは、1階のキッチンではなく2階で調理するなど、分業が避けられず、苦労している様子です。スタッフは3人で、いずれも黒いTシャツ姿。

ところで、弟子屈と謳っているものの、ショップカードによると本店は札幌にあります。ウンチクでは、薪ストーブで煮込むというところが、弟子屈独自の「口伝」らしいのですが・・・ネットで調べると、弟子屈町にある居酒屋「いぶき」で技術を学んだという情報が流れていますが、だれが発信源かわからないその情報が何度も引用されているだけで、いまだに未確認です、たぶん。
ま、しかし、札幌ラーメンとも旭川ラーメンともやや異なる比較的軽い味わいを出そうとしている努力は認められるでしょう。その結果、札幌で評判を得て、ラーメン横丁とここに支店を出せたというわけでしょうか。

今後も、創作系のご当地ラーメンとして、頑張ってほしいものです。ただし、レンゲ直漬けではなく、ちゃんと別皿で味見すること。