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    もちぶたラーメン利田商店    

下高井戸市場の裏側の奥の奥。
魚屋、八百屋に並んで、この店があります。

市場の中のラーメン店なのですが、開店時間は夕方6時と不思議な設定。買い物がてらのお客さんは、おいしいマーケットじゃないの???

2003年12月開店。

    もちぶたラーメン(固め、多め、濃いめ)
 @600

 麺は、白くやや細めのちぢれ麺で、固めと頼んだわけだが、それにしても固くぽきぽきしている
 スープは、写真ではわからないが、茶色くやや濁のトリだししょうゆ味で、自然な甘みが感じられる軽いもの
 家系と同様に、麺の固さ、背脂の量、味の濃さが選べる
 トッピングは、薄いが大きく柔らかいもちぶたバララウンドチャーシュー1枚、メンマ、青ネギ、のり
   

ガラス戸をくぐり抜け(^^)、店内にはいると、ラーメン店らしからぬ造り。
3席の小さなカウンターに、大きな木のテーブル一つに8席。全体に、木が多用されています。
白壁には、液晶プロジェクタから鯨を撮影した環境ビデオが投影されています。

このような落ち着いた店内なのに、一方の壁際には、段ボールの箱がぎっしり置かれています。
これは一体何かと思うと、実は、全部焼酎が入っているらしい。

それもそのはず、このお店はもちろんラーメン店なのですが、焼酎とつまみに凝りに凝っているのです。
焼酎の品揃えは、芋焼酎を中心にナント常時90種類保有!

テーブルの上のメニューにも、あの「森伊蔵」ほか18種類の焼酎が書かれています。
しかも、「森伊蔵」がなんと600円。しかも、しかも、「森伊蔵」以外は、結構焼酎に詳しいと自負しているσ(^^)でさえ全く知らない銘柄ばかりなのです。
「むむむ、おぬしやるな」と素直に負けを認めますです。
この中から、ロックで飲むのに、店主の奥さんからおすすめのあった「黒粋華奴」450円を頼みましたが、これがグッド。冷たいのに、のどの奥からハナに抜ける芳醇な香りの濃さは特筆もの。氷は自家製の大きなボール状のものをごろっとグラスに入れてくれますので、溶けすぎて焼酎が薄くなりすぎることがありません。また、別銘柄を頼むと氷とグラスを取り替えてくれるのです。
しかも、つまみの大根の麦みそ漬けが、また、焼酎の香りに負けず、かつ焼酎の甘みを消さない軽い味わいでなかなか。
って、ここは焼酎のホームページかい>自分。

ま、このように会社の帰りがけに、ちょっと焼酎を傾け、しめにラーメンというコンセプトなんでしょうねぇ。

スタッフは利田さんご夫婦。
奥さんが「芋っ子倶楽部」(女性ばかりの芋焼酎愛好家のグループ)メンバーらしい。

仕事に疲れたサラリーマンの味方のようなお店です。ぜひ、未来永劫残ってほしいですね。