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     麺屋和利道WARITO    

渋谷の谷川である渋谷川からみて、西側の次の谷川は目黒川となります。その間の稜線伝いには旧山手通りがあります。
前の戦争末期に、目黒川に平行して今の新山手通りの原型となる道路ができましたが、その北の起点が玉川通りとなっていました(今もそうですが)。そこで、昭和30年代末に、斜面を削り、玉川通りと立体交差させるという難工事の末、新旧山手通りをつなぐ道路が造られたわけです。
その接続道路が新山手通りから分岐するあたりにできたのがこのお店です。

2009年9月開店
1130-1530、水休
目黒区青葉台3-7-10
場所は上記のとおりですが、最寄りは池尻大橋駅。駅から東口を出て、玉川通り下り車線側歩道を渋谷方面に向かい、中央環状線と首都高3号線をつなぐ巨大なJCTビル?を右に見ながら新山手通りとの交差点に着いたら右折。そのまま新山手通りを進み、連絡道路分岐部交差点の信号を渋谷側に渡ればすぐ。まあ、徒歩10分くらいでしょうか。


    和利道つけ麺(大盛)
@1050
 麺は、黄色みが強く透明感のある黄白色極太直麺で、表面はツルツル、芯が堅いというかパキパキするような食感
 量は300gで、200gか300g(大盛)かの選択は食券を渡す際に聞かれる
 つけだれは、ツルツルした麺に負けない程ドロリとした、濃茶強濁のとんこつ魚粉しょうゆ味のもので、塩味は見た目ほど強くない
 魚粉が強烈に主張しているうえ、カウンター上にはカツオ節まで置いてある
 トッピングは、つけだれ中に小さい肩ロースチャーシュー2枚、メンマ4~5本
 和利道トッピングとして、別皿にトロトロの肩ロースチャーシュー2枚、メンマ5~6本、暖ためてある半熟味玉1/1、ねぎ
 焼き石があるのは出身店である「つけめん102」(の店長だったらしい)(の親である「TETSU」)と同じ
 ま、味も同じといえば同じ
 昼営業だけという営業時間についても「TETSU」と同じ、といいたいのですが本家の方は夜営業(厳密には別業態かな)も始めたので、そこは違いがある
   
(料金・メニューは取材時のものです 100117)


お店の場所は上記のとおりで、実際、あたりは殺風景な路線商業地です。
その中にあって、古材などを活用した和風の外観のお店は、周辺景観の中では際だっています。そこに、ゾロゾロと行列ができるわけですから、またさらに違和感もありますねえ。

店内は、広いキッチンを囲んで、L字型カウンターのみ12席。行列は外だけかと思ったら、店内窓際にずらりと並んでいます。しかし、余裕のある店内空間で、窮屈さはありません。
スタッフは、4人で、店主と奥さんとご両親(たぶん)。なお、最近は家族経営から脱したようです。

この場所で、しかも昼営業だけでやっていけるというのは、大したものです。店舗が自前であるとしか思えません。
そうでなければ、ぜひ渋谷か三茶あたりに移転してほしいものです。そうなりゃ通うのですがねえ(^^)