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    らーめん専門 ぼっけもん    

鹿児島はイミわかんな~い方言の宝庫です。
筆者も高校生時代に、「かごんま」から転校してきた女生徒に方言で話しかけられたものの何を言っているのか全くわからず、つい「ボンジュール!」と答えてしまったという悲しい過去を持っています(TT)いや、周囲は大爆笑だったのですケド。

さて、「ぼっけもん」とは、一徹で怖いもの知らずのやつ、というイミの鹿児島方言です。
高知には、似たような方言で「いごっそう」というのがあります。
筆者の郷里には「もっこす」という方言がありますが、これはもっと徹底していて、一徹というよりへそ曲がりだと陰口がたたかれる感じなんですねえ。

ここまでわかれば、関東で「ぼっけもん」という飲食店なら、たいていは鹿児島料理のお店だなあ、と思うわけですよね。
しかーし、このお店は鹿児島ラーメンの専門店ではありません。じゃ、なぜに「ぼっけもん」と自称するのか?それは、いずれ明らかになります。

狛江市東和泉1-21-9
1100-1500、1800-2400(日は1100-2200)  無休
狛江駅から南口にでて、ロータリーから世田谷通り方面に向かい最初の角を左に入ってすぐ右。


    ぼっけもん醤油らーめん
@950
 麺は、黄色味が強い黄白色の低加水中細ちぢれ麺で、プルプルした食感ではあるが食べ応えは感じられない
 「太麺か細麺がありますが」と聞かれて太麺を選択したものの、実際出てきたものは上記のとおり中細麺というしかないが、これが太麺なら細麺はすごく細いんだろうな
 量は、120g程度か
 スープは、薄茶色濁のとんこつトリガラしょうゆ味だが、ホームページで立派なレシピを公開しているわりにかなりダシが薄く拍子抜けする
 背脂が少々浮いている
 トッピングは、チャーシュー1枚、シャキシャキのもやし多量、歯応えのあるメンマ少々
 チャーシューは、写真のとおり見た目にも圧巻で、直径12~3cm厚さ1cmほどもある大判厚切りバラロールチャーシュー公称重量125gを、ステーキペッパーか何かをまぶしてソテーした大胆なもの
 チャーシューというより、焦げ目の具合も含めステーキと呼ぶ方がふさわしい
 食感は、ゆで加減がうまく、しかも程よくソテーしてあるので、カリッとした歯応えがある中にもしっとりしたジューシーさが際だち、なかなか佳である
   
 (080226)


 周辺は、少ないながらも飲食街となっていて、中でもこのお店は比較的大きく目立っています。
店内に入ると、こちらも余裕のある空間で、L字型カウンター14席、2席テーブル2卓、5席テーブル1卓と席数も沢山。
スタッフは最大2人のようですが、取材時は店主1人体制でした。

そこで、なにをもって「ぼっけもん」と言うのかといいますと、ホームページでは店主の性格ということになっています。しかも、中学時代の友人が提案したと書いてありますので、店主はかごんま出身に違いありません。たぶん。なお、店主の体型もホームページのイラストどおりですので、念のため。

とにかく、肉の補給をしたいというときは、外せないお店ですね。