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    めん 和正 (わしょう)    

三軒茶屋は、世田谷区の中では新しいラーメン店が比較的集まってくる地域といえます。
その理由としては、交通の要衝であるからとも考えますが、同じく交通の要衝である下北沢と比べても格段に新店ができる率が高いようです。下北沢の方が若い人が多く、ラーメンのマーケットも大きいと思うのですがねえ。

このお店も、三軒茶屋にできた新しいお店です。
三軒茶屋駅からは遠いのですが、三宿交差点の香港麺新記本店」ほど遠くはありません。なので、三軒茶屋の仲間に入れても良いでしょう。

2008年5月開店
1130-1430、1800-2200 月休
世田谷区太子堂2-6-2
田園都市線三軒茶屋駅北口から、R246上り線側歩道を渋谷方向に向かい、途中「茂木」を左に見ながらさらに進むと左側にあります。入り口付近では煮干しの香りがするので、鼻がよい人はすぐわかるでしょう。σ(^_^)はわかりませんでしたが・・・


    チャーシュー麺
@900
 麺は、黄色みの強い黄白色中細ちぢれ麺で、チュルチュルと啜り心地がよくスープとの絡みもよいもの
 量は多めで、160g程度か?
 スープは、黄土色やや濁のトリガラ魚介塩味で強い煮干しの香りとダシが感じられるもの
 やや塩味が強く、全部飲み干したいのに、飲み干せないのが残念
 いや、それは写真を見てもわかるようにスープがなみなみと注がれており、量が多いためでもある
 食べ進むうちに、ふと柑橘系の香りがしたのは、酔っぱらっていたための幻覚だったか
 トッピングは、煮過ぎレベルぎりぎりに煮込まれた厚めで大判のバラロールチャーシュー4枚、細めのメンマ10本ほど
 全体に永福大勝軒風ではあるが、それ以上に味がしっかりと濃い感じ
   
(料金・メニューは取材時のものです 080529)


外観は知らなければ小料理屋かと見まごうほど品のあるデザインで、内部も狭いながら落ち着いた雰囲気となっています。
客席は、I字型6席と4席テーブル1卓。
スタッフは、店主とその奥様の2人。
店主の創り出すラーメンの味はもちろんですが、美しい奥様がじつに良い雰囲気を出しています。奥様が花を活けるところなどがすでにネットで取り上げられ有名になっていますが、ホ-ル担当としてのワッチングも十分行き届いていますね。
例えば、お冷やがなくなりそうになるとさっと水を足してくれたり、財布を取り出そうとするとすぐにレジを操作し始めてくれます。また、にこやかに話しかけてくれるなど、お客をもてなそうという気持ちにあふれているように感じます。
それだけでも、また来ようかと思ってしまいます。いや、これぞ夫婦善哉でんがな。

立地はなかなか厳しいところもありますが、高水準の味ともてなしの心でがんばっていけばきっと大きく飛躍されることと思います。
ああ、もっと駅の近くにあるといいなあ・・・