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     支那そば 八島(やしま)    

サラリーマン・ウーマン達の町といえば、新橋に神田と相場は決まっています。そんな町には、もちろんラーメン店が集まってくるわけです。しかも、お酒の後の仕上げの一杯を提供してくれる、夜遅くまで営業の店が多いのです。

この店も、そんな店です。
神田駅西口を降り、目の前の多町通りを北へ進み、ホテルの前の小路を右に行くとあります。
<移転>2004年1月、移転しました。

      葱ラーメン
 @750

 麺は、白め細めのやや縮れ麺で、ちょっと柔らかめ
 スープは、亀の手という素材をダシに使うそうで、独特の香りが感じられるしょうゆ味で後を引くが、さっぱり系というか深みのあるという感じではない
 トッピングは、ごく普通のねぎラーメン風だが、なぜかあまり辛くない
   

亀の手というのは、亀の手ではありません。
って、わけのわからんことを書きましたが、
小さな三角形のような貝がかたまっている海産物で、一見亀の手足のように見えることからこの名前が付いただけで、実はフジツボの一種だそうです。
これで、ダシをとると貝以上に濃厚な味が出るそうです。もちろん、身も食べられますが、ラーメンには載っていません。
亀の手は、世界中で食べられているようで、ネット上でもいろいろな情報が書き込まれています。
貝のようなねっとりした香りはその亀の手からのものでした。
また、店内に入るとこれと同じ香りが漂ってきますので、相当の量を使っているのでしょう。

店主は「たんたん亭」で修行した方ですが、この亀の手を使うことによって、独自の境地を切り開いたのです。残念ながら、その店主はすでにお星様になっておられまして、現在は二人の中国系女性スタッフによりその味が受け継がれています。
なので、お店に入ると中国語なまりのニホンゴでお出迎えです。

店内には、青ヶ島村特産の「ひんぎゃの塩」のポスターがべたべたと貼ってあります。
ほんとは、この塩を使った塩ラーメンがおすすめだそうで、酔っぱらって、ついつい刺激のある葱ラーメンを頼んでしまったσ(^^)としては、フカーく反省いたしました次第です。